ITエンジニアの成長ブログ

ITエンジニアとして行う勉強の発信&日々の生活で体験した楽しいことをゆるく発信

Windowsサービスの停止・起動をコマンドで実施する方法

今回は、Windowsサービスの停止・起動をコマンドで実施する方法を調べたので備忘としてここに記載します。

netコマンドでWindowsサービスの停止・起動を行う

早速ですが、Windowsサービスの停止・起動を行うコマンドですが”net”と呼ばれるものがあります。使い方は以下の通りでとっても簡単です。

Windowsサービス起動
net start "<サービス名>"

以下はnetコマンドでのサービス起動の実行例です。例としてTomcat8を起動しています。

netコマンドでサービス起動実行例
Windowsサービス停止
net stop "<サービス名>"

以下はnetコマンドでのサービス停止の実行例です。例としてTomcat8を停止しています。

netコマンドでサービス停止実行例

scコマンドでWindowsサービスの停止・起動を行う

上記までnetコマンドでWindowsサービスの起動と停止を見てきました。実は同じようにWindowsのサービスの起動や停止を行えるコマンドは、もう一つあります。”sc"コマンドと呼ばれるものです。まずはこちらも使い方を見ていきます。

Windowsサービス起動
sc start "<サービス名>"

以下はscコマンドでのサービス起動の実行例です。こちらも例としてTomcat8を起動しています。

scコマンドでサービス起動実行例
Windowsサービス停止
sc stop "<サービス名>"

以下はscコマンドでのサービス停止の実行例です。例としてTomcat8を停止しています。

scコマンドでサービス停止実行例

netコマンドとscコマンドの違いはあるか?

netコマンドとscコマンドの使い方を簡単に紹介しました。通常使う分にはどちらを使っても問題ないと思います。

因みにこれらの違いについてですが、以下サイトを引用させていただきますと、scコマンドは非同期(サービスの起動完了を待たずにコマンド制御が戻る)で、 netコマンドは同期(サービスの起動完了を待ってコマンド制御が戻る)となるようです。
sc start - Windowsコマンド虎の巻

たとえばバッチファイルを作成していて、スクリプトの中でサービス起動(もしくは停止)を完全に待ってから処理をしたい場合などには、同期するnetコマンドを使うといった具合でしょうか。上記違いは一応頭に入れておいたほうが良さそうですね。

GUIWindowsサービスの停止や起動を行う

本題からは逸れますが、まずはコマンドではなくGUIWindowsサービスの停止・起動についても軽く触れておきます。

Windowsのメニューから、Windows管理ツール - サービスを選択します。

メニューからサービス起動

上記押下すると、以下のようなサービス画面が開きます。

GUIでサービス起動

サービスを起動したい場合は、該当のサービスを選択して右クリックから「開始」を押下すればOKです。停止も手順は同じです。

GUIでサービス起動

因みに、上記のサービス画面は「Windows + R」押下し、ファイル名を指定して実行画面を開き「services.msc」を入力してOKを押下するだけで簡単に開けます。

ファイル名を指定して実行でサービスを開く

まとめ

いかがでしたでしょうか。私自身、普段サービスを起動・停止する際はGUIで実施していたのですがコマンドで実施する方法も何となく知ってたら役に立ちそうかなという思いで調べてみました。

netコマンドはサービスの起動や停止以外にも様々な用途で使うことができます。scコマンドについても、単純サービスの起動・停止だけではなくサービスに関するあらゆる設定を行うことができるみたいですので、詳しく知りたい方は別途確認していただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。今回はこの辺で失礼いたします。