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Eclipseのplugins、features、dropinsフォルダの意味を調べた

Eclipseで手動でプラグインをインストールするときによく目にする、plugins、features、dropinsという3つのフォルダの意味が分からなかったので、それらを私なりに調べて整理したことをメモします。

3つのフォルダの用語の概要を整理する

インストールしたEclipseのフォルダ配下に存在する3つのフォルダの概要を簡単に説明すると以下の通りです。

  • plugins

文字通り、Eclipseプラグインを格納するためのフォルダ。

  • features

フィーチャーを格納するためのフォルダ。

  • dropins

プラグイン及び、フィーチャーを格納するためのフォルダ。

フィーチャーとは?

最初にフィーチャーを説明しておきます。フィーチャーは、複数のプラグインをまとめるためのもの。Eclipseでは更新サイト経由でプラグインをインストールすることもできるが、その場合にはフィーチャーが必要らしい。

このような特徴であるため、別にフィーチャーが必ず必要なわけではない(プラグインだけでも機能する)。

plugins、features、dropinsフォルダの使い分け

結論としては、手動でプラグインを導入する場合は、とりあえずdropinsフォルダを使用するのが良いらしいです。

元々は、pluginsフォルダにプラグインを置くのが基本だったが、そうなると複数あるプラグインの管理が煩雑になり、訳が分からなくなる。

そのため、プラグイン管理を効率化するために、dropinsフォルダで管理する仕組みができたらしい(色々と記事を見ていくと、バージョン3.4からのよう)。

一応今でもプラグインは、plugins、dropinsどちらに入れても動作するそうだけど、上記で説明した理由などにより後発のdropinsに入れた方がより良いということみたい。

dropinsフォルダへのプラグイン及びフィーチャーの置き方

とりあえず、プラグインやフィーチャーはdropinsフォルダへ置けば良いみたいだけど、その置き方が決まっているみたい。

私の環境(4.5.2)では、以下がとりあえず動いたので紹介しておきます(LimyはJavaのプロパティエディタとして使えるプラグインの名前です)。

  • dropins/${AS_YOU_LIKE}/以下に配置
eclipse
  +--- dropins
    +--- Limy
       +--- features
       +--- plugins

dropinsフォルダ配下にプラグイン毎に任意の名前でフォルダを作成して、その配下にfeatures、pluginsフォルダを格納していく方法。これが一番分かりやすく整理されるので良いと思う。

  • dropins/${AS_YOU_LIKE}/eclipse/以下に配置
eclipse
  +--- dropins
    +--- Limy
       +--- eclipse
         +--- features
         +--- plugins

過去の記事では、この構造でなければ動かないと記載されているのが多かったけど、私の環境では先に紹介した構造でも動きました。

この構造はeclipseフォルダが冗長だし、eclipseフォルダの名前を一文字でも間違えると、正しくプラグインを認識してくれないようです(例えば、eclipsだとダメでした)。

おわりに

Eclipseプラグインの格納方法について、もやもやしていたので少しスッキリしました。

因みに、プラグインを格納した後にプラグインが反映されていない場合は、eclipse起動時に「-clean」オプションを付けると良いそうです。

色々と紹介しましたが、基本的にプラグインEclipse Marketplaceや更新サイトからインストールした方が良さそうです。

使いたいプラグインが上記どちらも対応していないときだけ、手動でインストールする方法を選択する必要があるということですね。

今回はこの辺で失礼いたします。最後までお読みいただきありがとうございました。