ITエンジニアの成長ブログ

ITエンジニアとして行う勉強の発信&日々の生活で体験した楽しいことをゆるく発信

Apache Antの警告エラー「warning: 'includeantruntime' was not set」を対処した

かなり今更ですが、JavaのビルドツールであるApache Antの公式のチュートリアルを実施していたところ、javacタスク実行時に以下の警告エラーが表示されました。

Apache Antで警告エラー

警告エラー部分を抜粋すると、以下の通り。

warning: 'includeantruntime' was not set, defaulting to build.sysclasspath=last; set to false for repeatable builds


これは、日本語で簡単に訳すと「includeAntRuntime」という属性が設定されていないから、falseに設定した方が良いよ。みたいなことを言っているよう。

念のため、javacタスクの「includeAntRuntime」の説明を見ておきます。
Javac Task

javacタスクの「includeAntRuntime」の説明

日本語に翻訳したら、説明としては以下になっていました。

Antのランタイムライブラリをクラスパスに含めるかどうか。スクリプトの動作が実行環境の影響を受けないように、通常は false に設定するのがベストです。


ビルドするときに、Antのランタイムライブラリをクラスパスに含めるかどうかの設定のようです。通常コンパイルする場合は、必要にならない(というより、これに依存してはいけない)ので、やはりfalseに設定しておくのがベストのようですね。

以下のような感じで、javacのタスクに「includeantruntime」属性を追加すればOKです。

<javac srcdir="src" destdir="build/classes" includeantruntime="false"/>


上記の設定変更をした後に、もういちどant実行したところ警告エラーが表示されなくなりました。いい感じです。

Apache Antで警告エラーが発生しなくなった