あるとき、SQL ServerのJDBCドライバにjarファイルの名前の書式が異なる、2種類のJDBCドライバが存在することに気づきました。たとえば、以下の2種類です。
これらの違いを知らなかったので調べてみました。
まずは、結論から言うとこれは単純にJDBCバージョンの違いによるもののようです。
以下のページには、JDBCのバージョンによってどのJDBCドライバを選択すべきかを示す情報が載っています。
JDBC ドライバーの使用 - JDBC Driver for SQL Server | Microsoft Learn
以下に抜粋すると、「Microsoft JDBC Driver 6.0 および 4.2 SQL Server」までは「sqljdbc-x.x.jar」という名前の書式ですが、それ以降の最新版では「mssql-jdbc-x.x.x.jrex.jar」という書式に変わっているようです。

つまり、冒頭のjarファイルはそれぞれ別のJDBCバージョンであることがわかりました。
- sqljdbc-4.2.jar → Microsoft JDBC Driver 6.0 および 4.2 SQL Server
- mssql-jdbc-6.2.2.jre8.jar → Microsoft JDBC Driver 6.2 for SQL Server
補足ですが、上記の2つのJDBCドライバはサポートするJDBC仕様とJDKのバージョンは全く同じですが、同じ環境で使用する場合は統一しておいた方が無難ですね。サポートするJDBC仕様とJDKバージョンが同じでも、MicrosoftのJDBCドライバとしてのバージョンが異なるので、おそらく内部の実装は変わっていると思いますので。


因みに、紹介しておいてあれですが上記2つのJDBCドライバは既にサポート対象外でした。新規で使わない方が良さそうですね。。。
サポート マトリックス - JDBC Driver for SQL Server | Microsoft Learn
今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。